私立大学医学部は、6年間の納付金の平均が約3300万円と言われています。高額な授業料の私立大学医学部ですが、特待生制度もあり、奨学金や学費免除なども行なっているところもあります。主な私立大学医学部では、下記のようになっています。
【北里大学医学部】
1980年に医学部特待生制度をスタート。特待生制度は第1種、第2種、第3種、第4種があり、第1種は、入学から卒業まで6年間の入学金・授業料・施設設備費、教育充実費など、全ての合計4000万円近くが免除されます。第2種も授業料は1部免除になりますが、6年間で2400万円近くの学費免除、第3種は6年間で約1200万円の免除、第4種は初年度150万円の免除と、私立大学医学部の中でも破格の制度があります。もちろん選考があり、成績優秀な若干名に限ります。(第4種は、成績上位50名)
【東京慈恵会医科大学】
入試試験において成績上位入学者3名を特待生とし、授業料半額を免除、2年以降も進級試験の上位3人の授業料半額を免除。
慈恵大学奨学生:授業料の全額あるいは半額を貸与(卒業後に返済義務あり)*対象は2年次から若干名
静岡県医学修学研修資金:卒業後、医師として静岡県内の公的医療機関等に勤務する意思のある者が対象で、年間240万円を貸与(一定期間、勤務するなどの条件で返済免除)
【昭和大学医学部】
昭和大学特待制度:選抜1期の合格者上位78名に1年次の授業料・教育施設充実費を免除(650万)、地域別選抜の12名に対し、1年次の教育施設充実費400万円を免除
他に、昭和大学入学一時金貸与制度、学校法人昭和大学奨学金、昭和大父兄会互助会奨学金
などがあります。
【東邦大学医学部】
学費免除制度:一般入試合格者で、総合成績の優秀な人10名以内に、入学時の教育充実費の全額あるいは、一部を免除。2年時以降では、授業料のうち100万円を免除する制度もあります。
他に、奨学金制度で、東邦大学青藍会(父母会)貸与奨学金、東邦大学医学部東邦会(同窓会)貸与奨学金などもあります。
【埼玉医科大学】
特待生制度(学費減免):一般入試合格者で、成績上位6名(前期3名、後期3名)に対して1年次の学費のうち300万円を減免、2年次以降は各学年で成績上位者3名に対して100万円を減免
そのほかにも、埼玉県地域枠医学生奨学金、埼玉医科大学医学部地域医療奨学金などに応募できます。
【日本医科大学】
学生表彰制度というのがあり、その中の新丸子賞・千駄木賞を受賞すると特待生となります。これは、第1年次から第5年次の各年次で、学業成績が優秀でかつ優れた人物者1名に対して、翌年次の授業料1年分を免除。(第1年次は新丸子賞、第2・3・4・5年次は千駄木賞という)
【順天堂大学医学部】
学費減免(奨学金)制度:入学試験において特に優秀な合格者は、1年次の授業料、施設設備費、教育充実費が免除され、入学金200万円のみの支払いでよくなります(寮費や諸会費は減免の対象外)
東京都地域医療医師奨学金(特別貸与奨学金)制度:医師として東京都地域医療に貢献する強い意志のある学生に対して、東京都が奨学金を貸与。対象入試は東京都地域枠入学試験。修学費(入学金、6年間の授業料・施設設備費・教育充実費の全額(=2,090万円))と生活費月額10万円の貸与。
新潟県医師養成修学資金貸与制度:医師として新潟県地域医療に貢献する強い意志のある学生に対して新潟県が修学資金を貸与。対象入試は新潟県地域枠入学試験。貸与額は月額30万円で、これは6年間の順天堂大学医学部の修学費を超える金額となります。
千葉県医師修学資金貸付制度:医師として千葉県地域医療に貢献する強い意志のある学生に対して千葉県が修学資金を貸与。出身地や出身高等学校などは問いません。対象入試は、一般入学試験、前期センター利用入学試験、後期センター利用入学試験。貸与額は月額30万円で、これは6年間の順天堂大学医学部の修学費を超える金額となります。(卒業後、9年間指定医療機関に勤務することで修学資金の返済免除となります)
他に、基礎医学研究者養成奨学金(仮称)、修学援助基金などがあります。
【大阪医科大学】
特待生制度:前期1次試験合格者で上位100位以内に対して、施設拡充費と教育施設充実費の合計342万円が減免。(入学手続時納付金は、入学金100万円、授業料64万円、実習料12万円の計176万円となります)
他に、大阪医科大学(合計30名、各学年原則5名に年間約170万円の貸与)、大阪医科大学仁泉会奨学金(同窓会)(年額約60万円の無利子貸与)などがあります。