一発で合格を狙うなら、最終的にどこの大学の医学部を受験するか迷うことがあります。
最近の傾向では、前年度に志願者が多く、難関とされた大学の学部が、
翌年は志願者が減るという現象が顕著に見られるようです。
例えば東大の文系ですが、2009年度の入試でもっとも倍率の高かった文1が、
今年は駿台の模試などで希望者が減っています。
前年度、難しかった大学医学部を検討してみるのもいいでしょう。
大学の医学部医学科は、政府の政策で入学定員が増えています。
特に地方大学では、地域枠の募集もあります。地域枠が増設されたために
定員が増えた大学だと、地元の受験生は地域枠で受験することが考えられるので、
そのため、一般枠の倍率がやや緩和されるということがあるかもしれません。
また、センター試験の平均点によって、影響を受けやすいのは、
準難関大学(たとえば千葉大、筑波大、神戸大、大阪市立大など)。
トップクラスの大学の入学希望者は、たいてい何があっても決めた大学を狙うので
あまり影響を受けないが、準難関の国公立大学では、志望者の多くが
できればそのクラスのどこかの大学に受かりたいと考えている。
センター試験での平均点が高くなれば(高得点が取れれば)、
可能性を求めて多くの受験生が受験を出願する傾向がある。そうなると、
このクラスを最初から目指していた志望者にとって、倍率が上がり難しい受験となる。
08年度の入試では、センター試験の平均点が高く、そういう傾向が見られた。
こういう年度では、その次のクラスの地方大学が受験しやすくなる。
センター試験での平均点が低い場合は、準難関の国公立大学は志望者が減り、
それに続くようなレベルの地方国公立大の志望者が増える。
準難関大を最初から希望している受験生は、あくまで希望を変えないほうが
いいかもしれない。安全を狙って、準難関大学より合格ラインが低そうな
大学を受けた受験生が不合格になってしまうこともある。
極端にセンター試験を重視した配点をする大学以外は、センター試験の
結果によってあまり志望校を変えず、最後までそこを目指したほうが
いいかもしれない、と、駿台予備校の講師の方も言っている。
『秋までに努力した結果が目に見えるのはこれからだ。ここで、
「数学が伸びないから、志望を国公立大から私立大にする」ような変更は
よくないと思う。』